台湾の物価についての調査の一つとして、バイクを現地で調べてみました。
ここでバイクと言っているのは、一般的には、スクーター、原付バイク、ミニバイクと呼ばれているものを示しています。
台湾の交通手段と言えば、バイクを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
実際に、台湾で暮らしてみると、朝と夕方のラッシュアワー時には、信号待ちの光景を観察してみると、バイクの群集がスゴイ!
ココに注目
- 台湾でのバイク事情は、どんな感じなのかな?
- 台湾ではバイクが、どれくらい利用されているのかな?
- 台湾では、どんなメーカーのバイクがあるのかな?
- 台湾では、どんな種類(排気量)のバイクがあるのかな?
- 台湾では、スクーターの値段は、いくらくらいなのかな?
台湾に興味がある方や台湾生活を考えている方は、上記のような疑問を持った方もいるのではないでしょうか?
そこで、今回は台湾でのバイクに関する事情を、台湾在住の私が詳しく解説します。
台湾のバイク事情
日本では原付バイクと言うと、それ程多くの人が利用していませんよね。
一方、台湾ではバイクは人々の生活の一部となり、なくてはならない必需品という位置付けです。
日本では、法律上は16歳以上になるとバイクの運転免許の試験が受けられますね。
それでは、台湾ではバイクの運転免許証は何歳から取得できるのでしょうか?
台湾では、法律上は18歳以上の年齢になると、バイクの運転免許の試験が受けられます。
台湾はバイク天国と言われることがありますが、18歳以上とは意外ですね。
そのため、高校を卒業して、大学生になるとバイクの運転免許を受験する人が大半です。
台湾でのミニバイクの運転免許証は簡単な筆記試験と実技試験、および簡易な身体検査だけで簡単に取得できます。
そのため、若い人だけではなく、かなりの年配の人でも、視力などの身体的な問題がなければ、気軽にバイクを利用しています。
このような背景があるため、交通ルールの理解や交通マナーの教育が行き届いていないことも原因で、台湾ではバイクの交通事故が非常に多いのが実状なのです。
台湾での原付バイクのメーカー
台湾での原付バイクのメーカー
台湾でのバイクは、どのようなメーカーがあるのかな?
実際に、台湾でよく見かけるスクーターのメーカーを挙げてみましょう。
- YAMAHA
- SUZUKI
- KYMCO
- SYM
台湾では、上記のメーカーの内、どのメーカーの原付バイクが最も多いのだろうか?
台湾の街を眺めてみて、とっても主観的な感覚で言えば、YAMAHAが最も多く、次にKYMCOのスクーターが多いかなという印象です。
というのは、ヤマハは台湾全土に「YSP(YAMAHA SUPER PLAZA)」(山葉頂級広場)というバイク専門のサービスステーションを設けています。
このような手厚いサービスで顧客の抱え込みに成功しており、台湾での原付バイクのシェアを伸ばしているのでしょう。
台湾での原付バイクの種類
台湾での原付バイクの種類は、どのようなものがあるのかな?
日本では、原付バイクと言えば、50ccのミニバイクを思い浮かべるかもしれませんね。
それでは、台湾での原付バイクの排気量は、どれくらいなのでしょうか?
台湾でのバイクの大きさを見ると、明らかに50ccではないサイズのバイクばかりです。
実際に、台湾で販売されている原付バイクの排気量のピックアップしてみましょう。
- 排気量50cc
- 排気量125cc
- 排気量150cc
- 排気量155cc
上記は台湾でよく見かける原付バイクの排気量になります。
その中でも、最もよく目にする原付バイクの排気量は125ccのものです。
台湾のバイクの値段はいくら?
台湾の原付バイクの値段は、いくらくらいなのかな?
台湾で現在、販売されている原付バイクは、ほとんど全ての商品が台湾で生産されたものです。
一般的に、台湾では輸入された商品は非常に値段が高くなります。
それでは、台湾製造のバイクの台湾現地での販売価格はというと…。
新聞紙上などでキャンペーンをしている情報をもとに、台湾でのバイクの販売価格を見てみましょう。
YAMAHAのスクーター125ccクラス
値段はいくら?
- 商品: YAMAHA125ccクラス
- 時期: 2018年7月
- 場所: 台湾全土
- 価格: 70,200元/台
- YAMAHA補助 : 8,000元
- 政府貨物減税 : 4,000元
- 環境関連政府補助: 1,000元
- リサイクル関連 : 300元
- 登録関連 : 2,000元
上記のような補助金やサービスを受けると、約15,000元の割引価格で購入が出来ると宣伝されています。
また、学生の場合は、更に5,000元の補助を受けられるキャンペーンもあるようです。
上記のことをまとめると、一般的には、台湾では125ccの原付バイクは70,000元程度で販売されており、もろもろの補助などを勘案すると、55,000元程度で購入できる状況です。