台湾の物価調査の一つとして、大同電鍋の値段はいくらなのか?を中心に、大同電鍋の種類(サイズ)、特徴、使い方、使ってみた所感を紹介します。
ココがポイント
- 台湾の大同電鍋って何?
- 台湾の大同電鍋のサイズは何種類あるの?
- 台湾の大同電鍋は日本に持ち帰ることができるの?
- 台湾で購入した大同電鍋は日本で使えるの?
- 大同電鍋の使い方はどんな感じ?
上記のような疑問に対して、現地の状況を踏まえて、お答えします。
台湾の大同電鍋って何?
「大同電鍋」とは、どのような商品なのか?分からない方もいるかもしれませんね。
そのため、大同電鍋について、少しだけ簡潔に解説します。
大同電鍋は台湾の「大同股份有限公司」によって製造される電気鍋です。
実は、台湾の大同公司は日本統治時代の1918年に設立された老舗の電機メーカーなのです。
また、大同公司は東芝と技術協力をして、1960年に大同電鍋の生産を開始したとされています。
今では家電製品においてはマイコン制御が主流ですが、大同電鍋は今での当時と同じように、旧式の電気鍋の設計で製造し続けています。
ところが、このようなシンプルなデザインや設計が、逆に大同電鍋の特徴として、台湾ではあらゆる消費者層に受け入れられ続けています。
台湾では、大同電鍋は、どの家庭でも一家に一台は必ずある家電製品で、料理の際には欠かせないキッチングッズとなっています。
また、家庭だけではなく、台湾では台湾のソウルフードを扱う小吃店などでも幅広く使用されています。
公式ページ:大同股份有限公司
台湾の大同電鍋の種類とサイズを紹介
台湾の大同電鍋の種類
台湾ではどのような大同電鍋が販売されているのでしょうか?
日本でも販売されていますが、ここでは台湾で販売されている大同電鍋の種類を紹介します。
基本的には、使用用途としての設計デザインという意味で、最も普及している商品は一種類だけです。ただし、製品スペックが少しずつ異なる場合があります。
一般的に大同電鍋と呼べれている製品は「TAC」シリーズという商品群になります。
更に、商品の種類を分けると、電源スイッチがあるものとないものの二種類に分けられます。
台湾の大同電鍋のサイズ
台湾の大同電鍋の大きさには、いくつかの種類があるのかな?
大同電鍋には下記のように鍋のサイズを使用用途に応じて人数分で区分され、いくつかの種類があります。
- 3人分
- 6人分
- 10人分
- 11人分
- 15人分
- 20人分
台湾の大同電鍋のカラー
台湾の大同電鍋の外観の色については、下記のようなものが販売されています。
- 翠綠色 :淡い緑色
- 朱紅色 :オレンジ色
- 香檳色 :シャンパン色
- 芭樂綠繽紛:グァバの緑色
- 西瓜紅繽紛:スイカの赤色
- 不鏽鋼材質:ステンレス色
台湾の家庭で最もよく使用されているのは淡い緑色とオレンジ色のカラーの製品です。
また、上記以外にも、記念商品的に黄色やピンク色の商品が販売されたり、ドラえもんのキャラクターのデザインがされている商品があったりします。
ただし、街中の家電ショップで販売されている商品は、淡い緑色かオレンジ色の電鍋がほとんどです。
台湾の大同電鍋は日本で使えるのか?
- 台湾の大同電鍋は日本に持ち帰ることができるのか?
- 台湾の大同電鍋は日本で使用することが出来るのか?
このような疑問や不安を持っている方もいることでしょう。
答えを最初に言ってしまいますと、問題なく使用できます。
私が日本で暮らしていた時、台湾から大同電鍋を日本へ送ってもらい日本で使用していました。
アレッ!? 台湾と日本では電圧とか電流は違わないのかな…と思う方もいるかもしれませんね。
実際には、台湾と日本の電圧は異なります。台湾の電圧は110V、日本の電圧は100Vですので、少しだけ違うんですが…
この違いで使用できないということはありません(でした)。
また、電流の違いは、日本の場合は50Hzと60Hzに対応するように製造されてますね。台湾は60Hzですので、こちらも問題ありませんん。
そして、もう一つはプラグの形状は大丈夫なのかな?と思われる方もいいるかもしれませんね。
こちらも、台湾の家電製品は日本と同じプラグの形状の2つ穴のものが使われていますので問題なし!
そのため、台湾の電圧、電流、プラグの形状などは日本と相性がよく、台湾の家電製品を日本に持ち帰って使用することは全く問題ありません。
台湾の大同電鍋を画像で紹介
以下の画像は台湾で購入した大同電鍋(TAC20L-DG)の外観です。
ブランドロゴマークは「TATUNG」。
電源スイッチはないタイプのもので、電源を切る時はプラグを電源から抜くというアナログ仕様です。
外鍋の水が無くなると、「煮飯」→「保温」に自動的に切り替わります。
内鍋をセットすると、以下の画像のようになります。
内鍋を取り外し、外鍋の様子を撮影してみました。使い終わったら、濡れ布巾で丁寧に拭き取ります。
大同電鍋の付属品
- 本体
- 鍋蓋
- 内鍋
- 内鍋蓋
- 蒸し用の鍋敷き
- 計量カップ
- しゃもじ
- 説明書
台湾現地での大同電鍋の使い方
台湾では大同電鍋を、どのように使っているのかな?
結論を言ってしまいますと、加熱するための用途であれば、あらゆることに使用されています。具体的には、下記のような使用用途になります。
- 炊く:ご飯
- 蒸す:芋、野菜、肉まん、鶏肉の蒸し物
- 煮る:豚の角煮
- 保温する:各種料理
ご飯を炊く用途に使うことが最も多くなりますが、使い方は下記の通りです。
- ご飯の量により、水を数カップほどを外鍋の中に入れる
- 外鍋の中に内鍋を設置する
- 電源を入れる
- 電源が「煮飯」→「保温」に切り替わるのを待つ
お米を炊く時の使い方は、上記の通り超絶に簡単で、外鍋に数カップの水を入れる以外に電子ジャーと全く変わりません。
外鍋に入れた水が無くなると、自動的に電源か保温に切り替わる仕組みになっています。
大同電鍋を使ってみた感想
大同電鍋を使ってみた私の正直な所感を列挙してみます。
- 炊く、蒸す、煮る、保温するという様々なシーンで利用できて便利!
- 昔ながらの台湾のノスタルジックなデザインがかわいい。
- 使い方がシンプルで誰でも(目の悪い年配者も)使えて簡単
- 設計もシンプルなため長持ちする
※敢えて、使いにくい点を挙げれば、コード線が取り外しできないこと。(取り外しできる商品もあるようです。)
大同電鍋の値段はいくら?
大同電鍋の値段は、いくらなのでしょうか?
以下では、台湾では販売されている大同電鍋の価格を挙げておきます。
私が購入した大同電鍋は、下記の通りでした。
- 時期: 2018年3月
- 場所: PChome24(ネット通販)
- 型番: 大同電鍋 TAC20L-DG(20人分用)
- 価格: 3,300元/台
一般的に、家庭でよく使用されている「10人分用」のサイズの大同電鍋の価格は台湾のネット通販最大手のPChome24では2,000元~3,000元で販売されています。
日本で、唯一、販売している公式販売店は、下記からどうぞ。
≫≫ 大同電鍋日本公式売店